長屋界隈

そば屋で日本酒でも飲みながら……〈手打蕎麦 与之助〉


なかなかブログの更新が思うように進まないのだけども、「メイプル・ブログ」には稲荷町の街の様子を、「浅草の風」には浅草の様子を、それぞれ写真で伝えているので、良かったらそちらをぜひ。

日常の愚痴は別のコミュニティをはけ口にしているし、このブログに何を投稿しようかって迷っているうちに、ついつい時間が過ぎてしまう。
ふと気がつくと、長屋界隈の紹介が3ヵ月も更新していないのだけども、実は店舗や施設の写真だけなら20軒以上撮り溜めていたりして、ちゃんと紹介しないと、溜まっていくばかり。

ということで、今日はこの長屋近くのお店を紹介。
2年くらい前に開店したそば屋「与之助」──。

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都営地下鉄・大江戸線の新御徒町駅出口から、春日通りを歩いてすぐのところに、一見するとちょっとそば屋とは気がつかない店構えで迎えてくれるのが「手打蕎麦 与之助」だ。
外の暖簾をくぐって中に入ると、コンクリートの打ちっぱなしに高い天井、ジャズのながれる店内は、この数年のそば屋にありがちと言えばありがちだけども、この辺りのそば屋では落ち着いてゆっくり出来る空間になっていて、とても好感が持てる。

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写真は、天ざる。 そばは二八の割りにはそばの香りもあるし、コシもしっかりして悪くない……と思っていたら、店のご主人はかなり蕎麦粉にこだわっているようで、店内の雑誌にご主人が北海道まで仕入れにいっている姿がかなり大きく取り上げられていた。 ツユは、カツオ出汁だと思うけども、出汁の香りがかなり強く感じられ、甘みはほとんど感じられないいわゆる辛口で、濃さは中程度。個人的には甘みのないツユが好きではなく、この店のそばとツユのバランスを考えても、もう少しだけ甘みを加えた方がいいとは思うが、ネットなどではこのツユもすこぶる評判がいいので、まぁ僕の味覚が一般の人とは違うのだろう。

一方、そば湯はかなり濃厚。こちらは僕好みなのだけども、この濃厚なそば湯にもう少し甘みのあるツユを混ぜて飲むことができれば、もっといいと思うと、やはりツユの味がもったいないと思う。

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上の写真は、ごぼうと地鶏の煎り煮。

実は、僕はこの店、そばだけならそれほど評価は高くない。
まぁ上品で旨いことは間違いないが、どうしても食べたくなるほどの味ではないし、この辺りはそば屋が多いので、そうした店たちに比べて優先順位も高くない。
それでもこの店を紹介したいと思うのは、「酒の飲めるそば屋」としてだ。

つまみの種類はけっして豊富とは言えないが、前述の新ごぼうと地鶏の煎り煮に、玉子焼き、なす田楽、板わさ、そして天ざるにも乗っている天ぷらなど、酒のつまみはどれも僕の舌を満足させてくれる。

少し難をいうなら、ご主人と奥さんらしきご夫婦で切り盛りしているが、少し客が増えると料理が出てくるまでに時間がかかる。そばを含めて一つひとつの料理をこだわって作っているのだろうが、客の我が侭を言わせてもらえばもう少し手早く料理を出してほしいと感じることがある。
ただ、全部で20人程度の客席をゆったり配置していることからみると、あまり客を入れずに、ゆっくりとこだわって料理を出すコンセプトなのかもしれない。それが店の方針だとしたら、それはそれで仕方ないかな。

何度も書いている通り、付き合い程度しか酒を飲まなくなってしまったので自らこの店に酒を飲みにいくというわけではないが、人が来て「腹も減ったし、酒を飲みたいし」という時にはとても手頃な店だ。
この辺りのそば屋が、ほとんど夜の8時や9時に閉店してしまうのに比べ、10時まで開いていてくれるのも使いやすい。

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ということで、新御徒町周辺で日本酒や焼酎を楽しみたい時は、一度行ってみても損はしないだろう。
落ち着いて小戯れた店内は、女性だけで行っても悪くないと思う。

【名 称】手打蕎麦 与之助
【住 所】東京都台東区元浅草1-4-4
【電 話】03-3842-6400
【アクセス】大江戸線「新御徒町駅」をA3出口を出て、春
     日通りを東に向かってすぐ左手。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「40」番がこのお店
【食べログ】手打蕎麦 与之助 ★★★☆☆ 3.5


↓食べログでは、ココで掲載した以外の店も紹介しています。
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長屋界隈の地図の更新


備忘録的な記事なので、あんまり気にしないでください。

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ま、ぼちぼち更新していきます。

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昭和の味噌ラーメン……〈和楽〉


いま僕が仕事場兼自宅として使っている部屋は、四軒長屋の一軒だ。
僕の前の住人の方がラーメン店を営んでいたとのこと。そのラーメン店が閉店した後、そのまま居抜きで借りる人を捜していたらしいが、何年も借り手が見つからず、住宅用にキッチンや風呂を新たに付けるなどリフォームしてすぐに、僕が借りることになった。

狭い長屋の、しかも路地裏の長屋の一部屋で、どんなラーメン屋さんだったんだろうと思うのだが、実は、この長屋のすぐ近くに、とんど同じ様な建物のラーメン店がある。

稲荷町界隈のラーメン店紹介、第5弾となる「和楽」だ。

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お世辞にも、入りやすい店とは言えない。写真じゃ伝わらないかもしれないけど、近所でも初めて入るのにはちょっと勇気がいる(笑)。
実は、僕自身もこんなに近くにありながら入ったことがなかったが、このブログでラーメン店を紹介すると宣言した手前、うちの長屋のすぐ裏にあるこの店を避けるわけにはいかないので行ってみた。

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写真は、味噌ラーメン(680円)。 ラーメンには、豚肉や野菜の炒め合わせが載せられて、その上にちょこんと一つだけ餃子が載せられている。 味はオーソドックスな味噌味で、昭和50年代までの東京の味噌ラーメンは、ほとんどこういう味だったと懐かしく思わせてくれるラーメンだ。 他に、ニラレバなども食べたが、こちらも昔懐かしい味付け。

昔懐かしい味付けというのは、別においしくないと言っているわけではない。味としてはオーソドックスで、そうだなぁ……例えば自分で作っても、これと同じレベルの味付けは、それほど苦労しないで出せるだろうなぁ……ということで、それはそれでおいしいと言える。

もちろん、わざわざ出かけて食べる物だとは思わない。
ただ近所にいる人なら、建物の雰囲気だけで敬遠するのはちょっともったいないと思う。

というのは、この店の接客がとても気持ちがいいからだ。
僕の親父よりもかなり年上と思われるご主人が、店に入ってきたどの客にも丁寧に「いらっしゃいませ」と注文を取りにきてくれ、勘定を済ませると「いつもお越しいただいてありがとうございます」「遠くからわざわざありがとうございました」と一人ひとりに声を掛けてくれる。薄曇りのガラス越しに見える厨房の息子さんや女将さんも、物腰の柔らかい言葉使いで声を掛けてくれる。

外観だけではなく、内装も調度品も古い。少なくとも僕の年齢よりは古いものばかりだろうから、半世紀以上は経っているのではないかな。でも、決して汚いわけじゃない。ちゃんときれいに使い続けたんだろう。

こういう店は、料理は平凡な物でも客を気持ちよくさせてくれる。
そして身の丈にあった商売を続けながら、地元の人たちが集まってくる。来店している客たちは、この店の「気持ちよさ」を実感して愛している人たちばかりだ。
こうした“東京の下町らしい”店というのは、地元の人たちに愛され続けることだろう。

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実は、この店を紹介するつもりはなかった。
わざわざ遠くから来るものではないし、地元に根付いて商売していればいい店だ。店の方だって、インターネット上で旨いだの不味いだの言われたくもないのではないかな。

ところが、ちょっと気分が変わった。

最近、下谷神社のすぐ近くに、噂の“白たいやき”のチェーン店が開店した。さっそく僕も食べたが、別にそれはそれで悪くはない。ただ、以前に紹介した上野たいやきが頑張っているすぐ近くに競合店として開店しなくても良いだろうと考えると、少し腹が立つ。この界隈は、浅草と上野の挟まれているが、とくに繁華街というわけでない。たいやきやスイーツの需要など、それほど多くはないはずだ。
別にその店も「大手資本」というほどの企業でもないだろう。詳しく調べたわけじゃないが、きっと中小企業レベルのチェーン店だと思う。もちろん個人的な怨みもない。
だが、僕は断然に「上野たいやき」を応援したい。

下の写真は「和楽」とは関係なく、「上野たいやき」の紙袋。
市販のクラフト紙の袋に、消しゴム判子で判を押している。
いいじゃん。この地元感たっぷりのセンス! 金をかけた割りに下手糞なデザインで、田舎臭い派手な色合いのメニュー看板を掲げているチェーン店より、オリジナリティがあって格好いいよ。

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メイプルも、上野たいやきも、今日紹介した和楽も、頑張っている地元の店には、どこに行っても変わらない味しか提供できないチェーン店なんかには負けないでほしい。
そう思い直して、この店も紹介することにした。

頑張れ!稲荷町!!

【名 称】和楽
【住 所】東京都台東区東上野3-2-2
【アクセス】銀座線「稲荷町駅」を出て、清洲橋通りを南
      (新御徒町方面)へ。1つ目の信号右折。す
      最初の小さい交差点を左折。数十メートル先
      左手。


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稲荷町「カフェ・メイプル」のブログ


稲荷町のコーヒースタンド「カフェ・メイプル」のブログが開設された。

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画像をクリックすると、ブログにジャンプします
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以前、このブログで「カフェ・メイプル」を紹介した記事は→こちらをクリック←。

僕も写真を提供している……って、今のところ、写真は僕がボランティアで撮ったものばかり。
メイプルには、たまに僕の本を置かせてもらっていて、『浅草散歩ガイド』の時は30〜40冊くらい売ってもらった。他にも、Office Aの竹炭や雑貨を置かせてもらったり、『浅草においでよ!』なども置かせてもらったりしているので、写真くらいは協力しなくては申し訳ない。

ということで、ダラダラとなんかを書くのが好きでブログを始めたんで、基本的には今まで通りこのブログを書きながら、稲荷町の街並みの写真を中心に紹介する時には「Cafe Maple」のブログ、それから浅草の街並みの写真を中心に紹介する時には「浅草の風」さん、と使い分けてアップしたいと思う。

もっとも、忙しくなればすぐにサボるのが僕なんで、あんまり更新できないだろうけど……。
で、そんな忙しい時や仕事に煮詰まったときなんかは、この店で半日くらい原稿を書くための資料読みをしていたり、デザインの素案作りをしていたりする。でもたまに、おばちゃんと話し込んじゃって、余計に仕事が進まない時もある(笑)。

何にせよ、大手チェーン店や大手ファースト・フードの影響も大きいなかで頑張っている、下町らしいコーヒースタンドなんで、良かったら応援してあげてくださいな。

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【名  称】カフェ・メイプル
【住  所】東京都台東区東上野3-1-12
【電  話】03-3841-8055
【アクセス】銀座線稲荷町駅を出て、清洲橋通りを馬喰町方
      面へ、徒歩1分。信号を1つ超えてすぐ右手。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「1」番がこのお店
【オススメ】タマゴサンド/ツナサンド/ミックスピザ
【食べログ】カフェ メイプル★★★★ 4.0


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丁寧な仕事ぶりで品のいいラーメン……〈てんくう〉


先日予告したように、少しこの辺のラーメン屋さんを紹介しようと思っていたんで、昨年オープンしてから、度々評判を見聞きしていた「中華そば てんくう」に行ってきた。

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とりあえず「醤油チャーシュー」を頼んだ。

麺はストレートな細麺。
前にも書いたと思うが、僕はどうも細麺が好きになれない。中には細麺で旨い店もあるけども、ほとんどは「細麺じゃなくて太麺だったらなぁ……」と感じるケースが多い。
ただ、モッチリ感的なコシがあり、麺の味はしっかりしていて、スープとの味のバランスはいい。
スープは、魚介ベースにしていて鰹系かな。他の肉もダシにしていると思うが、これまたバランスが良くて、しっかりと魚介の味がする中にほんのり肉の香りが感じられて、互いに引き立てあっている。濃い味だがけっしてクドくない。いいスープだが、個人的な難点をあげると、40過ぎのオッサンには少し脂っぽい。写真でも見えるように油がスープに浮いている。これがストレートな細麺とスープを上手く絡めていて、麺を食べた時にスープの持ち上げがいいのだが、僕的には少し、口に残る油が気になる。
チャーシューは、直前に炙ったものをトッピングしてくれるのだが、柔らかく肉の旨味や甘みを出している。

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こちらは、限定メニュー「海老塩ワンタン麺」。
海老の旨味(苦み+甘み)の香りが満喫できる一品。塩ラーメンというより、海老ラーメンという感じで、僕はあまりハマりそうもないけども、これはハマる人が出るんじゃないかな。

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サイドメニューの「チャーシュー丼」と「餃子」。
チャーシュー丼も悪くないが、ここのチャーシューは、丼で食べるよりも麺で食べた方が合っている。餃子はやや小ぶりだが、甘みがあってなかなか。

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ご主人は、湯島・天神下の「大喜」で修行されたらしい。
今は「大喜」もかなり人気店になって、いつでも行列ができていて、僕のように並ぶのが嫌いな人間は食べられるものではなくなってしまった。
ここ「てんくう」は、大喜とはまた違った一味だが、丁寧な仕事ぶりはしっかりと感じさせてくれる。
店内も、昨年できたばかりということもあって、キレイで清潔感がある。

以前、この辺りで人を連れて行くなら「凡凡ハウス」と紹介したが、この店の方が上品で喜ばれそうだ。

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【名 称】中華そば てんくう
【住 所】東京都台東区松が谷1-3-15
【電 話】03-3841-5962
【営業時間】月〜土=11:30~15:00 17:30~21:00
      祝日=11:30~15:00(昼のみ)
      定休=日曜日
【アクセス】銀座線「稲荷町駅」を出て、浅草通りを浅草
      方面(東)へ。2つ目の信号左折。すぐ右手。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「21」番がこのお店
【食べログ】中華そば てんくう★★★☆☆ 3.5


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おかず横丁先のかわいいお店……〈SyuRo〉


稲荷町から清洲橋通りを南に向かうと、大江戸線やつくばエクスプレスが走る「新御徒町」に着く。ちなみにうちの長屋はこの途中の、少し稲荷町寄りの路地裏にある。

新御徒町駅の出口の脇には、清洲橋通りと並行して、「日本で2番目に古い商店街」というキャッチコピーをかかげる佐竹商店街がある。──少し余談。いずれちゃんと説明するが、このキャッチコピーは少しロジカルな言葉で、佐竹商店街が出来たのは明治時代であって、それほど古くはない。商店の集合体を「商店街」というならば、例えば台東区でいえば浅草寺の仲見世のように、この佐竹商店街よりも古いところは日本中たくさん存在するので、かなりの人に誤解を与えているみたいだ。それほど古くからあるわけじゃないので勘違いしないように。

さて、この佐竹商店街をさらに南に進んで突き抜けて、もう一度清洲橋通りに入って道路を突っ切ると、「おかず横丁」がある。このおかず横丁の方が、よほど古い下町の雰囲気を醸し出していて、谷中ぎんざ商店街に負けず劣らず下町情緒たっぷりの商店街だ。
浅草や谷中などの有名店たちよりもお薦めする大学イモ「岩田商店」、最近は自分で作るので行かなくなってしまったが、以前はよく買っていた総菜店「うるしばら」、常時80種類以上の味噌を揃えているという東京でもかなり有名な味噌専門店「郡司味噌店」など、僕もお気に入りの店が揃っている。
そしてこのおかず横丁を通り抜けると、鳥越神社がある。

最近は僕も、おかず横丁へはあまり足を運ばなくなってしまったのだが、先日、久しぶりに鳥越神社まで散歩がてらに歩いてきたら、ちょっと気になる店が2つもできていた。

今日はそのうちの一つ、雑貨などを扱っている「SyuRo」の紹介。
(写真をクリックすると、大きな画像になります)

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この界隈には似つかわしくない店構えというと、この界隈には失礼かな? 前は長屋か工場(こうば)だったんだろうか、トタン小屋を改装して使っているようだ。実はうちの長屋もトタン小屋だが、こんなに小洒落てない……。
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店内には、オリジナルデザインのバックや小物、あるいは仕入れした雑貨などが並び、自然光を活かした穏やかな光がさしている。 女性数名のスタッフで運営しているらしく、女性らしい柔らかさのある店の雰囲気だ。

店のコンセプトなど、詳しくは「SyuRo」のホームページを見てもらいたいが、職人さんへの思い、モノづくりへのスタンス、活版(活字文字)へのこだわりなど、表現する手段や方法は違うけども、僕のスタンスと少し似ているところがあり共感できるコンセプトだ。

実は、僕の仕事の屋号「CRAFT BOX(クラフトボックス)」というのは、職人(CRAFT)とクラフト(KRAFT)紙の語呂合わせで、職人的な誇りを持って仕事をしたいという思いから。それから、最近は活版印刷を使わせてくれるお客さんに出会うことが少なくなってしまったが、広告をやっている頃はよく活字を使っていて、その心残りがあって、このブログでは「活字生活」と称したカテゴリーで仕事を紹介している。そして、店構えは下町のトタン小屋の改装。

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表のガラスには、浅草橋や合羽橋界隈のお薦めマップが貼られていた。散歩がてらに訪れた人は、参考にしてみたらいいかもしれない。
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上の写真は、お店で売られていた「ミノル・ブックマーク」という大型のクリップ。買ってみて手帳のクリップとして使っているが、「挟むものに合わせて、変身します」のコピー通りなかなか便利。
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今週末の土日は、鳥越祭だ。「SyuRo」は日曜日が休みのようなので、土曜日に鳥越祭に行く人は、少し足を伸ばしてみてはいかがだろうか。もちろん、ふだん鳥越神社にお参りや散策に行く人もぜひ。

この界隈も、少しずつだが、若い人たちらしいセンスの店が増えつつある。「台東区デザイナーズビレッジ」をはじめとする区の政策が、少しずつ効果を現しているのかな。もともと芸大のお膝元だし、下町らしさを上手く残しながら、若い人たちも集まって来れるような街になると、浅草、上野、谷中あたりとは、また違ったいい街になっていくんじゃないかと思う。


【名 称】SyuRo
【住 所】東京都台東区鳥越1-15-7
【電 話】03-3861-0675
【URL】http://www.syuro.info/
【営業時間】12:00~19:00/定休=日曜日・祝日
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「41」番がこのお店


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独特のスープを堪能……〈らーめん翔太〉


昨日の記事で娘のことに少し触れたが、去年から彼女がラーメンブログをはじめたらしい。
読み出すとこちらも口を挟みたくなるんで、実際のブログは見たことないが、このところ、一緒に出掛けた出先で何かを食べようと思うと「旨いラーメン屋に連れて行け」と言われることが多いので、少々閉口している。

僕もその昔、高校から大学時代にかけて「ラーメン紀行」と称してラーメンを食べまくった時期がある。その頃はまだ、ラーメンブームは今ほど大衆化したものではなく、ラーメン好きの間で有名だった店に行っても何時間も待たされることはなく、たまに待たされたとしてもせいぜい20〜30分という程度だったんで、東京中に遠征してほとんど毎日ラーメンを食べていた。大学時代は北海道に暮らしていたので、住んでいた札幌はもちろんのこと、車で数時間かかる室蘭や函館のラーメン屋に行くことも、まったく苦にせず通ったもの(昔は元気だったなぁ……)。
こんな仕事をしていると、評判のいいラーメンを食べさせてもらう機会もあって、何だかんだと未だに有名店のチェックだけはできているが、何より並ぶのが嫌なので自分からわざわざ出掛けてラーメンを食べることは、今ではほとんどなくなった。

ただ、娘によると、やはりネットの情報を頼りに訪れているらしい。
このブログでは、以前紹介した2店舗以外のラーメン店のことを書くつもりはなかったんだが、かつての僕、そしていま娘がそうであるように、ラーメンは、若い人にとって「食べ歩き」の入門編として入りやすいということがあるんだろうから、彼女がネットに世話になっているように、せめてこの界隈のラーメン店情報くらいは発信しておこうかなっと、最近思ってきた。

ということで、今回は、清洲橋通り沿いの「らーめん翔太」。

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清洲橋を稲荷町の交差点から北に向かって歩いていくと、200〜300メートル先の左手に、カウンターが5〜6席と小さなテーブルが二つというこじんまりした店がある。
昼から夜にかけての忙しい時間はご夫婦で、夜遅くなるとご主人だけで営んでいる店で、ご主人の接客は物腰も柔らかく、とても好感が持てる。
そこが「ら−めん翔太」だ。

背油をたっぷり使っていると見えるとんこつ系の醤油スープは、クドさや臭みはほとんど感じない。たぶん、魚介系のダシをわずかにブレンドしているんじゃないかと思うんだけども、何をブレンドしているにせよそのバランスがいいんだろう。
背油は多めに注文することもできるので、こってり好きの人は背油を追加した方が好みかもしれないが、かつては誰にも負けないくらい脂っこいスープが好きだった僕も、今ではこってり系を食べると胸焼けするひ弱な体質になってしまったので、普通の状態で十分。
塩ラーメンの場合は、個人的にはややパンチが足りないと感じる。バターを入れると断然によくなるし、店としても塩バターがお薦めのようなので、ある程度バターが入ることを前提に調味されているのかもしれない。

醤油も塩もどちらも好みで調整が必要ということになるので、最初の訪問だけでは評価しづらいかもしれない。
ちょっと独特なスープと言えると思うが、個人的には好みの味だ。

麺は細めのストレートで、スープの絡み具合もいい。
ただ、僕は細麺がどうしても好きになれない。僕の好きなラーメン店は、すべてと言っていいくらい普通の太さか太麺で、細い麺を食べているとどうしてもラーメンを食べている気になれない。
もしこの店が太麺だったら、もう少し足繁く通っているだろう。
逆に言えば、この界隈の人で細麺好きの人なら、割と良い店だと思ってくれると思う。

余談だが、数年前に初めて訪問したときは、チャーシューが旨いと聞いていた。
肉厚で柔らかいチャーシューだが、味付けは凡庸で、特別に旨いものではない。
チャーシュー丼はネギとタレを絡めてご飯に載せているもので、店を訪れる若い人の声を聞いていても評判いいが、この程度のチャーシュー丼は世にゴマンとある。
20年以上前、まだチャーシュー丼なんて一般化しない頃から、チャーシューの旨い店(しかもご飯のある店)に行くと、メニューになくてもご飯にチャーシューとタレをかけてもらって食べていたほどチャーシュー丼の好きな僕としては、「熊ぼっこ」あたりでメニューになくても作ってくれるように頼んだ方が、よほどうまいチャーシュー丼になると思う。
まぁ、あくまでもサイドメニュ−の話なんで、ラーメンそのものの評価とは関係ない……かな。

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ということで、ぼちぼちとこの界隈のラーメン店も紹介していきたい。
とはいえ、この辺のラーメン屋さんって、これまで紹介した店以外はあと3軒しか知らないんで、少し足を伸ばしてみようかと思ってもいる。

【名 称】らーめん翔太
【住 所】東京都台東区東上野5-10-11
【電 話】03-5828-2788
【営業時間】11:30~15:30 17:00~23:00/定休=日曜日
【アクセス】銀座線「稲荷町駅」を出て、浅草通りと交差
      する清洲橋通りを入谷(北)方面へ。200m
      ほど直進し左手。マルエツ系スーパー「フー
      デックスプレス」の少し手前の提灯が目印。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「23」番がこのお店
【食べログ】らーめん翔太★★★☆☆ 3.5


↓食べログでは、ココで掲載した以外の店も紹介しています。
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寄席発祥の地……〈下谷神社〉


缶詰状態だった仕事が、ようやく山場を超えた。
忙しかったお陰で余計なことを考えずにすんだし、今日からポツポツとブログも再開。

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前回の記事で書いた通り、こないだの土日は下谷神社のお祭りだった。
結局、神輿担ぎには参加できなかったが、日曜日には町会の小さな子ども用の山車「曳太鼓」の引くのを手伝ってきた。子どもたちが引くっていっても、山車はかなり重いし、最初は子どもたちも頑張って引くけども、途中からは疲れちゃってだらけるし、下手をすると子ども自身が山車の綱に引っぱってもらったりして……。結局は大人の力が進まないわけだが、土曜日に手伝えなかった罪悪感もあり、最初から最後まで一人で先頭を引っぱっていたもので、徹夜明けの身にはかなり厳しかった。好天に恵まれたのも、山車にとっては良いことだが、僕にとっては追い討ちをかけるようにキツかった……。
写真はその時の様子で、ちょうどこの長屋の目の前で休憩してる時に撮影したもの。

今年こそ、下谷神社や祭りの情報なんかを事前に記事に書こうと思って準備しておいたんだが、まさかこんなに忙しくなるとも思わず、結局、お知らせすることができなかった。
いつも間が悪いというか……。

ということで、祭りについての紹介は、また来年。
来年は、隔年毎にお披露目される神社の本宮神輿が出る年なので、今年よりも盛り上がることだろう。

せっかくだから事前に準備していた記事を、一つだけ簡単に紹介しておく。
このブログでは、落語の話を書く機会も多いので、落語にまつわる話だ。
落語のマクラでも、たまに紹介されるので落語好きには有名かもしれない。

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下谷神社は、「寄席発祥の地」とされている。

落語の黎明期、落語は基本的にお座敷遊びの一部だったり、あるいは辻説法や辻占のように通りの辻で小咄として披露されていた。
通りといっても、大通りの真ん中で人集りが出来るようなことしているはずもなく、ちょっとした大きな塀の前、空き地、あるいは神社の周辺など、人が集まりやすいところでやっていたに違いない。時代劇や小説に出てくる琵琶法師、あるいは昭和だと紙芝居、もっと最近だと、路上パフォーマンスくらいなイメージでいいんだろうと思う。
一方、琵琶法師といえば、現在の講談のような形態もあり、こちらは神社の境内の一部や縁側を借りて披露していたようだ。
こうしたものが、寄席の原型と言ってもいいんだろう。

そういう流れの中で、1798(寛永10)年6月、初代・三笑亭可楽(当時:山生亭花楽)が下谷神社の境内に寄席場の看板を出したとされている。
原典を読んだことはないが、劇作家・岡本綺堂は『江戸に就ての話』で「三笑亭可楽が下谷広徳寺前の孔雀茶屋で三題噺を演じたところがもっとも古いところだろう」(広徳寺前にはいまの下谷神社があった)と話しており、1953年発行の『藝能辞典』(東京堂)には「寛政十年に、神田豊島町に大坂下りの落語家岡本万作が常設の寄席場を設けた時からである。それに対抗して下谷柳の稲荷社内に寄席場を開くというふうに、しだいに行われ」とあるらしい。「下谷柳の稲荷社」というのは下谷神社のこと。当時は「下谷稲荷社」と呼ばれていて、現在も稲荷町という駅名だけが残っているのは、その名残りだ。

諸説はあるが、とにかく今は、下谷神社が寄席発祥の地ということになっている。
2000年に、各寄席の席亭や、両協会が中心となって、下谷神社境内に「寄席発祥の地碑」を建立した。上の写真はその記念碑だ。本殿に入る門の手前、すぐ脇に建てられている。
以降、「寄席発祥の地の落語会」という落語会が、毎年6月に開かれている。

ということで、落語に興味のある人で、浅草演芸ホールや上野・鈴本演芸場へ行く時には、少し足を伸ばして下谷神社に立ち寄ってみてはいかがだろうか?

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さて、明日からは三社祭。
明日の昼から三社祭の様子を撮影するので、近いうちに記事に書きたいと思っています。

とりあえず、三社祭の直前情報や浅草の様子については、「浅草の風」をご参照ください。
僕が撮影した写真も、「浅草の風」に投稿する予定です。

それから、「團十郎 暫の像/明治時代は歌舞伎の大転換期」についても、記事が途中のままだったので、こちらも近いうちに完結する予定。
仕事もおおよそ片付いたことだし、ボチボチではありますが、このブログもマメに更新したいと思っていますんで、また来てやってください。


【2009年6月10日追記】
次回「第8回 寄席発祥の地の落語会」は、2009年6月20日に開催されるそうだ。

Cb0906124

日時:2009年6月20日(土)
会場:寄席発祥の地 下谷神社 会館
開場:18:00  開演:18:30
入場料:前売1500円 当日1800円


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今この界隈で一番“ホット”な……〈上野たいやき〉


ちょうど一年ほど前だったろうか?
この界隈では唯一の総合病院である永寿病院のすぐ近くに、突如、鯛焼き屋さんができた。
「こんなところに店出しても、すぐに潰れちゃうんだろうなぁ」
などと思っていたら、どっこい、他のブログなどでも何度か紹介されるなど、割と評判がいいようだ。

ということで、今回は「上野たいやき」の紹介。

*  *  *  *  *  *  *
Cb09031601

一つ110円の鯛焼きは、やや小振りで、甘いものがそれほど好きではない僕としては程よい大きさ。

皮はやや薄め。極薄というほどではないが、1mm弱の厚さというところ。
パリパリっとしていて食感はいい。
某有名鯛焼き店の影響か、最近は極薄の鯛焼きをよく見かける。あれほど薄いと鯛焼きというより餡子を食べている気がするので好きになれないが、この店の薄さなら、あまり薄い皮が好きではない僕も嫌いではないし、むしろパリパリっとする食感はなかなかと感じる。

餡は、少し水分が多めなのか、かなり柔らかい。
甘さも程よく控えてあって、こういう甘さの餡子なら、普段は甘いものを食べない男の人でも嫌な気がしないだろう。

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*  *  *  *  *  *  *

台東区の運営する循環バス「東西めぐりん」の永寿総合病院東という停留所の目の前にある。
週に何度か、このバス停からめぐりんに乗って千駄木方面へ出掛けるために、この店の前でバスを待つことになるのだが、店の様子を見ていると、どの時間帯でもパラパラと客が軒先で足を留めている。
前述したように「すぐに潰れるんだろう」などと失礼なことを考えていたが、なかなかの繁昌ぶりだ。

店構えはけっして飲食店らしくない。
以前はどんな会社・店舗だったかさっぱり思い出せないが、店の中も事務所だったものを店舗として利用しているような様子で、資金をかけて開店したとは思えない。
だからこそあまり大きな期待はしていなかったのだが、味が受けたのか、それともこの界隈に手軽なスイーツ店がないために地元の人や病院患者などが立ち寄るのか、とにかく立派なものだ。
商売は、金をかけて見せかけをよくすれば良いというものじゃないわけで、味が良く立地条件が揃えば、店構えが多少“それらしく”なくても、ちゃんと繁昌するという見本のような店だと思う。

Cb09031603

【店名】上野たいやき
【住所】東京都台東区東上野2-24-4
【アクセス】稲荷町から清洲橋通りを馬喰町方面へ。2つ目
     の信号、杉山弓具店の角を右折。200mほど進み1
     つ目の信号を左折して、すぐ左手。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「19」番がこのお店
【食べログ】上野たいやき ★★★★ 3.5


↓食べログでは、ココで掲載した以外の店も紹介しています。
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お寺の和尚さんが科学を諭してくれました……〈徳本寺〉


今回のタイトル、とくに意味はないけど語呂がいいんで、子どもの時に唄ったじゃんけんの節で読んでもらえれば……。
 ♪せっせっせーのよいよいよい
  お寺の和尚さんが
  かぼちゃの種をまきました♪
って唄の節。

さて今回は、徳本寺というお寺と、そのご住職の紹介。

*  *  *  *  *  *  *

浅草通りと合羽橋道具街の交差点「菊屋橋」から北東すぐに東本願寺がある。東京の東本願派の本山で、寺町であるこの界隈でも、ひときわ大きな敷地を誇る寺院だ。

その正門のすぐ目の前にあるのが「徳本寺」。表から見ると鉄筋4階建ての立派な建物で、一見ではお寺さんとは見えないかも知れないが、荘厳なオーラというか雰囲気がただよっている。浄土真宗東本願寺派ということなので、目の前の東本願寺と同じ系列ということになる。

Cb0902152

このお寺さんにあるお墓で歴史的人物と言えば、佐野善左衛門政言。

佐野善左衛門については、今では一般的に有名じゃなくなってしまったけど、歌舞伎で「佐野物」というジャンルがあったほど、江戸時代には人気があった人物。落語『権助芝居』という芝居噺に出てくる『有職鎌倉山』という狂言は、「佐野物」の代表的な演目だ。コメント欄に詳しく書いたので、興味のある人はコメント欄をぜひどうぞ。
写真が見たい人は、台東区の史跡案内のページを読んでもらえると、お墓の写真もある。

*  *  *  *  *  *  *

この徳本寺のご住職、実は、地質学・天文学の世界では有名なサイエンス・ライターだ。

2〜3年前、仕事で子ども向けの科学関連の仕事をしていたのだが、それまでの僕は完全に“文科系”。そこで、知り合いの科学雑誌の編集部に相談したところ、紹介されたのが徳本寺のご住職・白尾元理さんだ。

こうして書くと、住職の片手間に研究している程度のアマチュアと思われるかも知れないが、それは大間違い。火山や天文に関する書籍も数多く出されているプロの研究者で、専門の写真家としても活躍している。
仕事の打ち合わせでスケジュール調整をしている時も
「え〜っと、お盆からしばらくは忙しいからちょっと無理ですね。え? いえいえ、お盆もなんだけど、いまアメリカの大学の研究チームと共同で研究してることがあって、長期出張でヒューストンに行くんですよ」
という具合。

ちょっと前の仕事だが、白尾さんにご協力いただいた作品が下記のサイトからダウンロードできるので、興味のある人はどうぞ。

ペーパークラフト「月球儀」
http://cp.c-ij.com/ja/contents/3151/moon/index.html

ペーパークラフト「地球儀」
http://cp.c-ij.com/ja/contents/3151/03339/index.html

ペーパークラフト「富士山(火山のしくみ)」
http://cp.c-ij.com/ja/contents/3151/03340/index.htmll

子ども用宇宙科学冊子『宇宙(そら)のとびら』創刊号
http://edu.jaxa.jp/materialDB/detail.php?material_id=78672

ペーパークラフトでは監修をお願いしたが、とくに「月球儀」「地球儀」では、白尾さんのアイデアが満載で好評だった。

*  *  *  *  *  *  *
月のきほんBook月のきほん

著者:白尾 元理
販売元:誠文堂新光社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

上の書籍は、白尾さんの著書『月のきほん』(発行:誠文堂新光社)。
現在、アポロ計画以来の規模で月周回衛星「かぐや」が月探索をしている。そのため月への注目が高まってるが、月について興味を持ち始めた人にはお薦めの本。タイトル通り、月の基本的なことがよく整理されている書籍だ。
見開きで一項目ずつ、とても簡素に説明しており読みやすい。誠文堂新光社は雑誌『子供の科学』の発行元と言えば知っている人も多いだろう。月の入門書としては、さすがに科学系の出版社の書籍といえる良書だ。

他の書籍や資料を含め、僕が月に関する原稿を書くときに、とても参考にさせていただいた。
ということで、本当に僕にとっては「お寺の和尚さんが科学を諭してくれました」というわけ。

*  *  *  *  *  *  *

今回は少し変わった案内だったが、浅草の隠れた著名人を紹介してみた。
白尾さんとは、偶然通っているスポーツクラブが一緒で、時折そこで顔を合わせる。僕よりもひと回りほど先輩だが、ランニングマシンなどでは僕よりもタフ。いつもニコニコして穏やかなお顔からは想像つかない。
いろんな「顔」を持つご住職だ。


【名称】徳本寺
【住所】東京都台東区西浅草1-3-11
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「22」番がこのお寺

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