昨日、面識のある記者から取材を受けた。取材を初めてすぐの頃、いきなり、煙草を吹かすフリをされた。その場所は禁煙エリアなので、実際に煙草を吸っているわけじゃない。この記者が喫煙者かどうか知らないが、明らかなオーバーアクションで、人差し指と中指にタバコを刺している仕草で、(続く
その手を口に近づけたり離したりして、まるで80年代のコントでタバコを吹かしているかのように「それじゃぁ取材になんないっすよ〜。カンベンシテクダサイヨォ〜」と言われた。録音を開始してから1分目の事だった。このように、取材対象である僕に対して舐め腐った態度は、終始一貫していた。(続く
この記者は、「被災地プロジェクト」について本に書いてある説明すら読んだ事がないと言う。本を買わなくても、amazonにも転載されているし、「有志の会」のブログにも書いてある事だ。しかし、それを読んでいなくても、取材者として間違っていないと主張した。(続く
「被災地プロジェクト」に関する取材なのに、「会計の事を知りたいだけ」だから、プロジェクトの趣旨についての説明を読まなくても取材は出来るという。そのくせ「アーカイブって何ですか?」と聞く。取材する際に、相手の資料に目を通すのは、取材者としていろはの「い」だ。(続く
そもそも、この記者は、僕が質問に対して答えている途中で回答を遮り、自分の意見を主張したり、次の質問を始める。こんなことが何回も何回も繰り返された。開始から30分程度の間に、何度も僕の話を遮ったり、最低限の資料やデータを準備して来なかったりする態度を注意した。(続く
開始から31分、あまりにも酷い態度に、僕も少し声を荒げて「あなたに質問されてるから答えてるのに、何で話の途中であなたの意見を言い始めちゃうんだよ!」と指摘した。その話をしている最中にも、またも話を遮る。そして32分目、記者は「はい。じゃあ聞きます。答えてください」と言った(続く
そして、その記者は、右の耳をこちらに突き出し、その耳に右手を添えた。明石家さんまが演じるナンデスカマンのポーズだ。もちろん「ナンデスカ〜」とは言わなかったが、あのポーズと同じだった。取材者からこんな失礼な態度を取られて、感情を押し殺せるほど僕は気が長くないです。(続く
「取材者としてその態度は失礼だと思わないか?」と言うと、「じゃあ真面目に聞きます」「あぁ失礼しました。ふざけちゃって申し訳ないです」など、こちらの注意を遮って記者が言う。僕に対してふざけて挑発している事を認めた上で、「はいはいごめんなさい」的な態度を繰り返す。(続く
この後も、こんな調子で質問されたり、こっちが取材者の態度に腹を立てたりの繰り返し。まぁ、記者として「感情的に若年者を怒鳴りまくる渡部真」を引き出したのかも知れませんから、この記者にとって、今回の取材は成功だったのかも知れません。(続く
といっても、「感情的に怒鳴りまくる」は僕のデフォルトなので、そんな事を隠すつもりはありませんが、こっちはいろいろ資料を持って行って、ちゃんと取材して記事に書いてくれるなら、今まで出してない資料も出そうと思っていたけど、全くの無駄でした。……
以上、Twitterに書こうと思って140字以内にまとめながら書いたが、周囲から「Twitterで喧嘩ばかりしてウザイ」と注意されているので、このブログに書いておく。
合計約2時間半、こんな馬鹿馬鹿しい時間を過ごした。この取材で、昔懐かしいナンデスカマンを思い出すとは思わなかった。まぁ、面白い体験と言えなくもないが、こんな取材は二度とゴメンだ。
【参考資料】ナンデスカマンのポーズいろいろ
http://ameblo.jp/makimaki2525619/image-10743276551-10931891094.html
http://p.twpl.jp/show/orig/c9SeE
http://umekaz.com/s/2012/20120329.jpg
http://pub.ne.jp/jeanthebirdman/image/user/1232922113.jpg
http://pet.benesse.ne.jp/blog/c0124/img/174/UDExMDA0NjGu7Q.JPG
【追記】
僕がこの記者の質問に対して、何に答えて何に答えていないか? その件については、記者の報告を楽しみにしている。まぁ、取材される側は「まな板の鯉」と言われる通りで、どう調理するかは記者の腕の見せ所だ(期待は出来ないが……)。とくに嘘や捏造、あるいは明らかなミスリードがなければ否定するつもりもない。僕がこの記事で言いたいのは、この記者の態度の問題だけであり、記者が取材した内容そのものは、本人がしっかりと記事にする事を期待している。
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