『3.11 絆のメッセージ』で書いた記事
前回お知らせした通り、僕が書いたルポが、渋井哲也さんたちとの共著で1冊の本となり、5月23日(月)に出版されることになりました。
3.11 絆のメッセージ
著者:被災地復興支援プロジェクト |
その本の中で僕が書いた記事は、以下のような内容です。
◆福島県浪江町
「このまま続けば、ジ・エンドだ」
福島第一原発から15キロの警戒区域で、約300頭の和牛で畜産をしている牧場で、餌やりを続ける経営者やスッタッフの皆さんに話を聞きました。
◆岩手県陸前高田市小友
「店を開くことが地域の人たちへの恩返し」
壊滅的と言われている陸前高田市で、地元のスーパーがどこよりも早くお店の営業を再開。地域の人たちに感謝されながら営業を続けています。
◆岩手県陸前高田市
「避難者たちの命を最前線で守る医療チーム」
陸前高田市で「マンモス避難所」となっている第一中学校で、震災直後から医療活動を続けている日赤医療チームの活躍。
◆宮城県南三陸町
「人の役に立ってると思うと力が出てくる」
町役場が津波に丸飲みされ、見渡す限り瓦礫の山の中で、地元の人たちの命綱であるガソリンを供給してきたガソリンスタンド。足こぎポンプで給油活動を続けています。
◆福島県相馬市
「いろんな避難所の中で、ここが一番いい」
父親が長期出張中に被災したため、年老いた祖母を連れて、避難所を点々とした高校生と中学生の姉妹が、ようやく落ち着いた相馬市内の避難所での暮らしを聞かせてくれました。
◆福島県南相馬市
「少しでも早くみんなを捜してあげたい」
一時は、警察や自衛隊さえも避難してしまった南相馬市。行方不明者やご遺体の捜索活動が進まない中で、「せめて遺体を探してあげたい」と、地元の消防団が捜索活動を再開。
◆宮城県松島町
「自分がやればみんなに活きる」
宮城県は牡蠣養殖の一大産地。津波の被害で養殖場が壊滅的な打撃と言われる中で、地元の若い漁師たちが一日でも早く宮城の牡蠣を守るために立ち上がりました。
◆宮城県女川町御前浜
「人のつながりがあるから、元気にやってられる」
様々な避難所を取材してきた中で、僕が知る限り最も明るい独特な雰囲気のある御前浜の避難所。そこで過ごしている人たちの明るさを支えているのは、「人と人のつながり」でした。
ということで、ぜひよろしくお願いします。
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