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大手メディアに「声」が届く日は来るのか?

今多くのジャーナリスト・マスコミ関係者が雪崩を打って大手メディアを批判しているのは、決して小沢・民主党擁護だけではない。むしろ小沢批判をしている者もたくさんいる。

そうした声に対して、大手メディアは、「所詮、フリーのライターや個人の声だ」と思って甘く見ない方がいい。
批判している側と、批判されている側、そのどちらに説得力があるか、受け手にはちゃんと伝わってる。
ネット時代に「説得力」を甘く見るメディアは、必ず受け手に見捨てられる。

「若手から小沢批判が出ない」と民主党を嘆く大手メディアが多いが、実は、自分たちこそ内部から改革できない危機感ない組織になっているという自覚が、組織全体にない。
「記者クラブ問題」「再販制度」「クロスオーナーシップ」、こうした既得権益がなくなったとき、今批判されていることから現実逃避するメディアは生き残れないという危機感はないのだろうか?

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前述した大手メディアの既得権益を一斉に剥奪する「メディア構造改革の時代」は、驚異的なスピードですぐ目の前に来ている。それなのに、大手メィアは驚くほど暢気だ。

例えば、一連の「検察リーク問題」で大手メディアの「反論という名の言い訳」を見ていると、悲しいほど説得力がない。新しい時代に対応できるセンスが見られない。
「自分たちはネット社会に対応できてる」と考えているんだろうが、自分たちへの批判をダイレクトに受けながら、結局「言い訳」をしかできてない現実が、センスのなさを何よりも表してる。

2ちゃん、アルファブログ、mixi、ニコ動、Twitter、なぜそこに人が集まるか?
そこには「説得力のある声」があり、しかも自ら声を発することができるからだ。
そうした新しいコミュニティを活用するセンスがないことは致命的だと言わざるを得ない。

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メディアの双方向性については、実は大手メディアこそ古くから取り組んでいた。
すべての新聞は昔から「読者・視聴者の声」を掲出し続けている。放送も視聴者を番組に参加させようとしてる。
しかし、受け手の「声」をメディアコンテンツの一部として利用しただけで、彼らは本気でその「声」を聞いていなかったのかもしれない。
少なくとも、大手メディアの経営者クラスは、受け手の「声」をきとんと聞いてはいない。
受け手の「声」の窓口となる担当者に危機感があっても、会社全体で危機感を共有するに吐いたらないし、経営者クラスの幹部には彼らの危機感が理解・共有できていない。

だから大手メディアは、ネットのクリエーターが生み出すツールを後追いで利用しているだけで、自ら新しいビジネスモデルを確立できないまま「失われた20年」が過ぎた。

会社としては、一応、双方向性対応している「フリ」をしておく。しかし対処はしない。したときは「言い訳」で現実逃避。これが大手メディアが危機感のない証拠だ。
昔から「読者・視聴者の声」を掲載続けかつては双方向性を模索していたはずの大手メディアは、何時からこんなに傲慢になったのか? いつ謙虚さを取り戻すのか?

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僕は、最近批判してばかりけど、まだどこか大手メディアに期待している部分があり、大手メディア批判者たちから「甘い」とよく言われる。しかし、出版と違って放送・新聞の世界は、大手マスメディアがまだまだ生き残ってもらわないと困る部分もある。「長い」「デカイ」、大手企業にはそれだけである種の価値がある。

甘いかもしれないが、大手メディアで受け手の「声」の窓口を担当している人たちには頑張ってほしい。
現代において「メディアの最前線」にいるのは記者でも幹部でもなく、実は読者たちであり、そこに繋がって彼らだからだ

彼らが説得力のある意見を会社の中に伝え、それを大手マスメディアがそれを謙虚に受け取ったとき、もう一度大手メィア信用できる時が来るかもしれない…って、やっぱり甘いかもね。


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