今年もダラダラと一年が始まる
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、個人的には本当にいろいろある年でした。
今年も日本の経済状況や出版業界の状況を見るととても厳しい年になりそうですが、とにかく平和に、そして明るく楽しんで過ごしていきたいと思っています。
まずは、子どもたち2人の受験が目の前に迫っています。受験がどんな結果になろうとも、2人にとっての新しいスタートが素晴らしい未来に向かう事を、親としてサポートしてあげたいと考えています。
さて、大晦日は、このブログでも書いたように、カウントダウンイベントを見に渋谷のO-eastに行った。
目的のソウル・フラワー・ユニオンのライブは、およそ1時間の中に新曲と人気のある曲を織り交ぜて、とてもいいライブだった。ソウル・フラワー・ユニオンをよくご存知のない方は、この記事末に動画を貼付けておきますんで、どんな曲で盛り上がっていたか、聴いてみてください。
加奈崎芳太郎も、忌野清志郎も、ヒカシューの巻上公一も、ミスチルの桜井和寿も、そしてソウルフラワーの中川敬もそうだけど、僕が好きなシンガーは、やっぱり歌が上手くて色気がある。彼らがシャウトするだけで、僕は歌の世界に酔わされることがある。それは、色気があって上手い歌舞伎役者が見得を切るだけで、見ている者をブルっと身震いさせるのと同じで、とても幸せな気分にさせてくれる。
そんなソウルフラワーのライブが終わり、一度ホールの外の窓際に行って、気になっていた格闘技「ダイナマイト」の吉田秀彦VS石井慧の試合を携帯電話で確認。試合を見終わった時には、10時45分くらいだった。
最近の僕の悪いクセだが、芝居でもライブでも、ちゃんと予習をしたり公演内容を確認したりしないので、この日もてっきりソウルフラワーがカウントダウンをするのかと思いきや、渋さ知らズ!がカウントダウンのステージを勤めることになっていた。
まぁ、渋さも嫌いではないけども、せっかくソウルフラワーの素晴らしい音楽で一年を締めくくれるのに、渋さで締めくくるのも「何だかなぁ」という感じだし、これからあと1時間も待ってるっていうのも嫌だったので、会場を後にして帰ることにした。
途中で旨いものでも食べて帰ろうと、地下鉄を上野広小路で降りた。ところが、上野駅の周辺ならいざしらず、広小路辺りはいつも以上に静かで人影も少ない。アメ横辺りに至っては、店はどこも開いていない。
そうこうしているうちに、寛永寺の鐘なのか、除夜の鐘が聴こえてきた。
こうして、人気がなくネオンすらなく静まり返っているアメ横で──人気がないといっても、アメ横に連なる店の軒下には、これまた段ボールハウスがぎっしり連なっていて、この中で静かに年越しを迎えた野宿のおじさんたちが何十人もいるわけだが──、僕は2010年という年を迎えた。
結局、数少ない営業中の店の中からはとくに食べたいものも見つからず、上野の松屋で新年最初の食事を済ませ、そのまま帰り際に下谷神社へ立ち寄ろうと思い向かった。
下谷神社に着いたのは0時40分くらいだったと思うが、およそ100人ほどの人たちが列を作っていた。カメラを取りに帰るのも面倒だったので、携帯電話のカメラで撮ったが、やはりろくに撮れてなかった。
実は、僕は10年前からきちんと参拝した事がない。ちょうど10年前、1月3日に浅草寺で初詣のお参りをし、おみくじで大吉(浅草寺で大吉が出る事は珍しい)を引いた翌日、人生にとって最悪の日を迎えた。それ以降、どの神社にいっても境内に入る際に会釈をする程度で、お賽銭を入れて願い事をするような参拝はただの一度もない。もちろん、季節の催しもので参詣したり、縁日で縁起物を買ったりはするし、そもそも下谷神社のお祭りでは行事そのものに参加をしているんだけども……。
まぁそんな罰当たりな僕ではあるが、今年は子どもたちの受験が無事に終わる事と、今年こそ、平和で穏やかな1年になるように、10年ぶりに参拝をし、町会の青年部のみなさんが配っていた甘酒をいただいて帰ってきた。
下谷神社から帰ってから、そのまま朝までテレビを見たりネットを徘徊し、朝になってお雑煮とお節代わりの料理を作り、それを食べた後、昼間はほとんど寝こけ、すっかり暗くなってから起き、テレビやビデオを見ているうちに夜もふけ、昼のうちに浅草の撮影をしようと思っていたのに出来なかったので、夜になってから浅草寺だけ撮りに行き、帰ってきたら元日が終わる直前になっていた。
そんなこんなで、ダラダラと一年が始まった。このブログも、大晦日に引き続き、ダラダラとしたスタートだ。
ということで、みなさん、今年もよろしくお願いします。
風の市
海行かば山行かば踊るかばね
このブログは、僕よりも2周りくらい先輩たちが読んでくれているので、そうした先輩たちに書いておきますと、彼らはみなさんのよく知っている曲を何曲か歌っております。代表的なのが『インターナショナル』です。「起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し」「いざ闘わん いざ奮い立て いざ」「嗚呼 インターナショナル我らがもの」の、あの『インターナショナル』です。彼らがこの曲をロックとして歌ったお陰で(?)、インターナショナルを現代の曲と思っている若者もいたりします(笑)。
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