« 19世紀は歌舞伎の大転換期……その3 | トップページ | 天は我を見放したっ! »

今この界隈で一番“ホット”な……〈上野たいやき〉


ちょうど一年ほど前だったろうか?
この界隈では唯一の総合病院である永寿病院のすぐ近くに、突如、鯛焼き屋さんができた。
「こんなところに店出しても、すぐに潰れちゃうんだろうなぁ」
などと思っていたら、どっこい、他のブログなどでも何度か紹介されるなど、割と評判がいいようだ。

ということで、今回は「上野たいやき」の紹介。

*  *  *  *  *  *  *

Cb09031601

一つ110円の鯛焼きは、やや小振りで、甘いものがそれほど好きではない僕としては程よい大きさ。

皮はやや薄め。極薄というほどではないが、1mm弱の厚さというところ。
パリパリっとしていて食感はいい。
某有名鯛焼き店の影響か、最近は極薄の鯛焼きをよく見かける。あれほど薄いと鯛焼きというより餡子を食べている気がするので好きになれないが、この店の薄さなら、あまり薄い皮が好きではない僕も嫌いではないし、むしろパリパリっとする食感はなかなかと感じる。

餡は、少し水分が多めなのか、かなり柔らかい。
甘さも程よく控えてあって、こういう甘さの餡子なら、普段は甘いものを食べない男の人でも嫌な気がしないだろう。

Cb09031602

*  *  *  *  *  *  *

台東区の運営する循環バス「東西めぐりん」の永寿総合病院東という停留所の目の前にある。
週に何度か、このバス停からめぐりんに乗って千駄木方面へ出掛けるために、この店の前でバスを待つことになるのだが、店の様子を見ていると、どの時間帯でもパラパラと客が軒先で足を留めている。
前述したように「すぐに潰れるんだろう」などと失礼なことを考えていたが、なかなかの繁昌ぶりだ。

店構えはけっして飲食店らしくない。
以前はどんな会社・店舗だったかさっぱり思い出せないが、店の中も事務所だったものを店舗として利用しているような様子で、資金をかけて開店したとは思えない。
だからこそあまり大きな期待はしていなかったのだが、味が受けたのか、それともこの界隈に手軽なスイーツ店がないために地元の人や病院患者などが立ち寄るのか、とにかく立派なものだ。
商売は、金をかけて見せかけをよくすれば良いというものじゃないわけで、味が良く立地条件が揃えば、店構えが多少“それらしく”なくても、ちゃんと繁昌するという見本のような店だと思う。

Cb09031603

【店名】上野たいやき
【住所】東京都台東区東上野2-24-4
【アクセス】稲荷町から清洲橋通りを馬喰町方面へ。2つ目
     の信号、杉山弓具店の角を右折。200mほど進み1
     つ目の信号を左折して、すぐ左手。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
     地図上の「19」番がこのお店
【食べログ】上野たいやき ★★★★ 3.5


↓食べログでは、ココで掲載した以外の店も紹介しています。
食べログ グルメブログランキング にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 東京情報へにほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 上野・御徒町・浅草情報へ

|

« 19世紀は歌舞伎の大転換期……その3 | トップページ | 天は我を見放したっ! »

d.下町風情」カテゴリの記事

f.雑食私感」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今この界隈で一番“ホット”な……〈上野たいやき〉:

« 19世紀は歌舞伎の大転換期……その3 | トップページ | 天は我を見放したっ! »