寒いって書いたら、急に暖かくなった
前回の記事で、「暖冬だというけども、やっぱり冬は寒い」と書いたら、今週になって急に暖かくなってきた。
来週にも春一番が吹くそうな……。

写真は、上野駅のパンダ橋。
左側の欄干に沿って座り込んでるのは、暖かな陽気に誘われて、ひなたぼっこするホームレスのオッサンたち。
景気の悪そうなオッサンたちとは対照的に右端に写っているのが、これでもかってほど存在感を示すサラ金と介護施設の馬鹿でかい看板。
寒かったり天候が悪いと、上野の狭くて天井の低い地下道に、ぎっしりとホームレスのオッサンたちが寝転んで、さすがにその異臭がキツくてたまらないので、陽気がよくて外にいてくれた方が、上野駅の利用者にとっては有り難い。
西郷さんの銅像でお馴染みの上野公園、それから隅田川沿いの隅田公園は、ホームレスの住処としてすっかり定着している。
5年前まで、隅田川沿いの高層マンションに実家があって、年に一度の花火大会の時はビュースポットだった。ただし、マンション住人を除けば、もっとも近いご近所さんは、隅田川に沿って集合住宅並にずらっと並んでいる段ボールハウスのホームレスたち。
そして、今僕が住んでいるこの長屋の周辺は、夜な夜な、定住段ボールハウスの持てない移動ホームレスのオッサンたちが、そこら中のビルの軒下に段ボールを組み立てて一夜限りのお泊り。
前述したように何処かにこもって異臭がキツかったり、たまにこの長屋の裏の陰に隠れて糞尿をしてそのまま放置していくホームレスがいるんで、そういう実害はある。「犬じゃねぇんだからよぉ!」と腹も立つ。この界隈でも、元実家の近くでも、ホームレスがいることを迷惑だと感じている人もいるだろう。
でも僕は、実害に腹を立てることはあるとしても、ホームレスに対して特別な感情は持ってない。
昔から同情もしてないし、逆に存在していることを否定する気もない。散歩しているときに公園で気の良さそうなホームレスがいれば会話を交わすこともあるし、知り合いから炊き出しのカンパを求められればするし、ゴミをあさって散らかすホームレスを見れば注意して片付けさせる。
それが僕にとってホームレスとの距離感だ。
とはいえ、自ら一般社会との隔絶を望んでホームレスになってる人は別にして、社会の矛盾によって結果的に望まないのにホームレスをせざるを得ない人がいること、そういう社会に対しては、何らかの働きかけはしないといけないと考えている。
だからどうだというわけでもないんだけども……。
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