浅草寺の「顔」……その2
前回の記事の続き
浅草寺本堂裏にある「『暫』の像」。
幕末から明治にかけて「劇聖」と呼ばれた9代目・市川團十郎がモデル。
歌舞伎は、いろんな変遷はあるものの、17世紀後半に、現在と通じる歌舞伎のスタイルが出来あがった。これは東西での大きな流れの中で起こったものだが、江戸においては、初代・團十郎の登場が最大級の出来事だった。その後、何度かの発展期を通って約200年、江戸末期から明治にかけて、歌舞伎は大転換期を迎えた。この大転換期、とくに明治期に中心となって舞台で活躍したのが「団・菊・佐」と呼ばれる3人の人気俳優たちで、9代目・團十郎はその一人だ。
当代の團十郎(十二代)や、その息子である海老蔵とは直接の血縁関係ではないので、こうしてアップで見ても面影は感じられない。ちなみに当代の團十郎は、7代目・松本幸四郎(当代・幸四郎のお爺さん)の孫になる。
上の4つの顔は、浅草神社にある2対の狛犬。
個人的には右上の顔が好きだが、どれもなかなかいい顔だ。
最後に、浅草神社で猿まわしの実演をしていたチビ猿・コナパ。
浅草神社では、休日(不定期)に猿まわし師と猿が実演を見せてくれている。
このコナパはまだ1歳ほどで、まだまだ訓練中らしい。やや練習不足で人前も不慣れだったようで、実演が終わった後、猿まわし師のお兄さんにしがみついて離れなかった。
もし浅草神社で猿まわしをみかけたら、最後まで見た上で“おひねり”をあげてくださいな。
今回紹介した「顔」の場所は、下の地図で確認できる。
最初に書いた通り、今回の記事のダイジェスト版を、「浅草の風」というブログにも投稿した。
このブログを運営している方は個人なのだが、浅草観光案内に一役も二役も買っているので、僕も少しばかり応援させてもらっている。
とにかくその更新回数と、浅草の様子を伝えるタイムリーな写真の数がすごいので、良かったらぜひ、そちらも覗いてください(左のサイドバーからも、ジャンプできます)。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
浅草の風です。
いつもご協力・ご紹介をいただきありがとうございます。
こちらのブログは私も楽しませてもらっています。
これからもよろしくお願いします。
投稿: 風 | 2009年2月19日 (木) 09時44分
浅草の風さん
お越しいただいてありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
投稿: 真公 | 2009年2月20日 (金) 21時09分