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『浅草においでよ!』H19年度版より【2】

浅草歳時記インタビュー
四季折々に風情を感じながら

浅草は、
観光地であり、行楽地であり、繁華街であり、
買い物をする街であり、商売をする街であり、人々が生活する街でもある。
そんな浅草をよく知る人たちに、
季節の催事について触れてもらいながら、四季折々の浅草の魅力について語ってもらった──


この記事は、『浅草においでよ! 平成19年度版』に掲載された記事を、一部加筆・修正して転載したものです。

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[夏]路地裏を歩きながら感じる心地よい季節感

浅草サンバカーニバル出場チーム・G.R.E.S.仲見世バルバロス
諸橋稔さん

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 浅草のサンバカーニバルには、1981年の第1回大会から参加してるけど、最初は手探りだったよね。だって、誰も本当のサンバなんてわからないで参加してたんだから(笑)。優勝賞金が100万円だって聞いて、それを狙っているっていうだけでサンバなんて何も知らずに参加した人も多かったんじゃないかな。僕は、サンバカーニバルをきっかけに少しでも浅草に来てくれる人が増えるといいなぁ、なんて思っていてね。
 まぁ、いろいろ紆余曲折あったけど、僕も何とか参加し続けています。

 浅草は、小さな店がたくさんあるでしょ。最近、表通りは大きくてきれいな店やチェーン店も増えてるけど、横丁や路地に入ると小さな店がたくさんある。家族でやっている店とかね。地元で知り合いも多いからってこともあるけど、僕はそういう小さな店が好きだね。家族で仲良くやったりしてさ、どの店も個性がある。浅草は繁華街でもあるのに、小さな店が何十年も続いたりしている。ちゃんと客がいて商売になってるから続くんだよね。
 そういう小さな店がたくさんあるところが、僕にとって浅草の魅力を感じるところ。

 浅草に何度か足を運んで少し慣れてきたら、浅草寺の周辺だけじゃなくて、観音様から少し離れた横丁なんかに行ってほしいね。最初は、すごく人の多いところでもいいんだけど、あまり人のいない路地にある小さい店とかに、すごく面白いお店があったりしますから……。
 「浅草は東京の中の田舎」という表現をする人がいるけど、たしかにそういうところはあると思う。昔からの東京の風情なんかを残してるっていう意味でね。「気取りのなさ」っていうのかな。だから、浅草に来たときには、そういう風情を感じてほしいなぁ。
 サンバの季節である夏だったら、浴衣とか気軽に着て来るなんていうのもいいと思う。和服は着るだけで気分が変わるしね。
 そんなふうに浅草に来てくれれば、心身ともに季節を感じることができるんじゃないかな。

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[秋/「酉の市」長國寺 井桁凰雄さん]

路地裏を歩きながら感じる心地よい季節感

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[冬/浅草芸者 乃り江さん]
冬の朝早い浅草寺の境内は、観音様を独占した気分
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[春/仲見世・荒井文扇堂 荒井利恵さん]
三社祭の雰囲気に魅せられて、浅草にお嫁に来ちゃった
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そのほか、『浅草においでよ! 平成19年度版』については、
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本年度最新の『浅草においでよ! 平成20年度版』は、浅草商連加盟店、浅草各駅、浅草文化観光センターなどで配布しています。


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