平日の昼しか営業しないラーメン屋……〈凡凡ハウス〉
上野から御徒町にかけて、ちょっとしたラーメン激戦区となっている。「大喜」「悟空」「上野大勝軒」「えぞ菊」「麺屋武蔵 武骨」「一蘭」「一風堂」「山頭火」「光麺」「七志」など、有名店がひしめいている。この中では「えぞ菊」「一風堂」「光麺」「大喜」などが、僕の好きな店だ。
けれどもやっぱりラーメンは、家からすぐ近くの店で気軽に食べるのが一番いい。
この長屋界隈でよく行くラーメン屋は2軒あるが、今回は「凡凡ハウス」。
ここで僕が食べるのは、「みそ唐みそチャーシュー」。
スープは白く、甘めでマイルドな味。そこにトッピングされた「唐みそ」を混ぜ合わせる。最初はそのまま甘味のあるスープを味わい、徐々に「唐みそ」を混ぜて楽しむ。それほど強烈ではないがピリッと辛味が利いてくる。スープの味は、どちらも美味しいといっていい。
麺は、中太の少し縮れ麺。自家製麺らしい。スープとの相性も良し。味に特長はないが、もちもち感があってなかなかの麺。
チャーシューは、脂身と肉のバランスも良く味も悪くないが、厚みが少し足りない。「ラーメン」を注文して、このチャーシューが1枚だけ入っていても中途半端に感じるだろう。
他に、海苔とメンマなど。メンマの味も僕の好みだ。
全体として、とてもバランスのとれた味。濃すぎず薄すぎず、固すぎず柔らかすぎず。
あえてマイナス面をあげるなら、ボリュームがやや少な目なところが僕的に物足りないくらいか。
稲荷町の裏通りの目立たぬ場所。外観も普通のラーメン屋といった感じで、知らない人はスルーするような店構え。平日のお昼時しか営業していない。「凡凡ハウス」という名は、もともと時計屋だったらしく時計の音から来てるらしいが、このネーミングセンスも、ある意味、特長になっているのか?
営業面の改良だけでもっと話題になっても良さそうな店だが、店主さんが今のキャパで満足しているなら、それはそれで正しいのかとも思う。
【名 称】凡凡ハウス
【住 所】東京都台東区元浅草2-7-14
【電 話】03-3833-2050
【営業時間】11:20〜14:00/定休=水・土・日・祝
【アクセス】銀座線「稲荷町駅」を出て、浅草通りと交差
する清洲橋通りを浅草橋方面へ。1つ目の細
い路地を左折。100mほど先の右手角。
【MAP】「長屋界隈」の地図は→こちらをクリック←
地図上の「10」番がこのお店
【お薦め】みそ唐みそチャーシュー(900円)
【食べログ】凡凡ラーメン★★★★☆ 3.5
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