9月の仕事
6月以来、ずっと仕事紹介を書くのを忘れていた。
ちょうど先月までの仕事で、本日発売の雑誌があるので紹介したい。
●別冊宝島1216「親子の時間」

いま、「親子学習」という学習方法が注目されている。
学校や塾などに任せきりにせず、親が子どもの勉強について面倒を見るというやり方だ。
といっても、昔から「教育ママ」というものはいたし、細かい学習指導はしなくても、学習内容の管理をしている親はいた。
それと、いま言われている「親子学習」は何が違うのかといえば、要するに「普通の親が“教育ママ化”している」と言えなくもない。ただし、「普通の親が」というのは大きな意味がある。
そもそも、親が、学校や塾など教育機関に自分の子どもの教育を任せきりにし過ぎていたと言えるからだ。
子どもの教育は、基本的に家庭が第一であるべきだ。
それを人任せにしていたというのが、そもそも間違っていたと言えるのではないだろうか?
そうした「人任せの教育」に対して、陰山英男氏や小河勝氏、斉藤孝氏などが異を唱え、それが浸透しつつあるのが「親子学習」だ。
陰山氏や斎藤氏などの書籍は読んでそうした動きについて知ってはいたが、これまでくわしく調べたことはなかった。
その「親子学習」の実態を取材したのが、今回の仕事「親子の時間」の特集『親子学習が成功した12のストーリー』だ。
親子学習をスタートさせたばかりの家族、すでに“ベテラン”と言えるほど熱心に取り組んでいる家族、難関の中学受験を成功させた家族、基礎学習だけじゃなく工夫を凝らしている家族など、親子学習を実践している家族を紹介している。
僕はこの特集を担当している。
基本的には特集全体の編集だが、部分的に取材・執筆・撮影なども担った。
ほか特集として、陰山氏や小河勝氏のインタビュー、「お母さん1000人アンケート『子どもと私と私の時間』」など。
個人的なことだが、たまたまこの夏、6年間離れていた子どもたちが都内に引っ越してきた。
目を掛けられないできたので偉そうなことは言えないが、事実上、いままで子どもたちの学習面の教育について放りっぱなしにしていたために、子どもたちの学習意欲は低いと言わざるを得ない状況だ。
そうした意味で、非常に刺激された仕事となった。
【発行】宝島社
【定価】1000円(本体952円+税)
【規格】A4変型判/並製本/104頁
【ISBN】ISBN4-7966-4911-5
【公式サイト】http://tkj.jp/
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