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“ニコ様”だから許す!(映画「ステップフォード・ワイフ」を観て)

今の僕は、ニコール・キッドマンが出ている作品なら無条件で面白いと思っていたところ、「ザ・インタープリター」があまり面白くなかった。共演がこれまた好きなショーン・ペンであるにも関わらずだ。正直、何も書くことがない。

で、その代わりに今年公開された“ニコ様”映画「ステップフォード・ワイフ」について。

*  *  *  *  *  *  *

原作は「ローズマリーの赤ちゃん」のアイラ・レヴィン、1975年にキャサリン・ロスの主演で作られた同名作品のリメイク……なんてことより僕的にそそられるのは、監督のフランク・オズ。いわずと知れた、「スター・ウォーズ」シリーズでヨーダを動かししゃべらせている、あのフランク・オズだ。そして、主演は“ニコ様”。
僕的には手放しで楽しめちゃう作品なのだ。

とりあえず、アメリカ社会を強烈に皮肉ったコメディなので、「スター・ウォーズ」に興味がなく、ニコール・キッドマンが特別に好きじゃなくても楽しめるだろう。

この映画で強く感じたことは、コメディの演技は難しいということ。

「アイズ・ワイズ・シャット」以降の近年のニコール・キッドマンは、ハリウッドの監督たちが「もっとも使いたい女優」の一人となった。この数年は、作品の質の高さに恵まれているという側面はあるが、その出演作品とともに、彼女の演技や役作りも高く評価できるものだった。オスカーやゴールデン・グローブ賞も獲得し、今やハリウッドセレブの中でもトップ・レディ扱いとなった。ただし、それははすべて、基本的にシリアスなストーリーでの演技であった。

泣かせることよりも笑わせることの方が難しい、というのはよく言われることだが、本作品のようなコメディでの演技こそ、彼女の演技の技量を図る絶好の機会。しかし残念ながら、彼女の演技は期待していたほどの高さではなかった。そうした意味では、グレン・クローズやベット・ミドラーという個性派に囲まれてしまったのはニコール・キッドマンにとって不運だったが、逆に彼女たちによって作品全体の質が高められたのは救いと考えるべきだろう。

まぁ、貶すほどダメダメ演技というわけではなく、「ニコ〜、もっともっと演技を磨け〜!応援してるぞ〜!」という程度のこと(笑)。なんてったって、この映画でも“ニコ様”の美しさには惚れ惚れできるのだ。

今年から来年にかけて、まだまだ“ニコ様”映画は公開される予定だ。“ニコ様”の顔を見るだけでも幸せになれる僕としては、待ち遠しい限りである。

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【作品名】ステップフォード・ワイフ
   (The Stepford Wives/'04/アメリカ/115分)
【監 督】フランク・オズ
【原 作】アイラ・レヴィン
【脚 色】ポール・ラドニック
【出 演】ニコール・キッドマン※
     マシュー・ブロデリック
     ベット・ミドラー
     グレン・クローズ
     クリストファー・ウォーケン
【公式サイト】http://www.stepfordwife.jp/
【個人的評価】★★★★★★☆☆☆☆(10点満点)

【追記】
■ニコールキッドマンのオススメ作品(少なくとも本作よりもオススメ)
『アイズ・ワイズ・シャット』『ムーラン・ルージュ』『アザーズ』『めぐりあう時間たち』、『バースディ・ガール』『ドッグヴィル』『コールドマウンテン』『白いカラス』


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