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オッサンは往生際がカッコ悪い

このところ、一回り以上歳の離れた女の子と、社会人として知り合うことが増えてきた。
そんな若い子と知り合う度に、「そういう年齢なんだなぁ〜。俺もオッサンだな〜」と今さらながら実感するわけだが、近頃は「オッサンになった」だけではなく、若い子と話している自分が惨めに感じるようになってきた。

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昨日も25歳の女の子と、喫茶店で仕事の打ち合わせをしたあと1時間ほど雑談していたのだが、喫茶店を出て一人になってから、やっぱり惨めになった……

話が噛み合わないとか、沈黙の伴う辛い時間帯があるとか、そんなことはもう何年も前から感じているので今さらどうってことはない。何が惨めかって、相手の女の子が、こっちのせいで話が噛み合っていないのにすごく気を使ってくれているのを、ヒシヒシと感じてしまうわけ。さらに、そんな相手に対してこっちも無理してテンションをあげると、どんどん空しい空気が充満してしちゃうんです。
このところ知り合う女の子がなまじカワイイもんだから、余計に僕も変な力はいっちゃって(笑)、もうどうしようもない。
早々に諦めればいいのに、「お、この話から巻き返して盛り上がれそう」とか思ってジタバタするんだけど、結局どうやっても駄目。っていうか無理。さんざん白けまくって、そんな往生際の悪さを、もう一人の僕が「カッコ悪っ!」って嘲笑ってくれて、ようやっと諦められる。

で、一人になると反省するわけですよ。「往生際だけはよくしようよ」って……。

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いや〜、年齢も体力もビジュアルも、どれをとってもオッサンであることは充分に実感していたわけですが、若い子と話すってことだけでこんなに辛くなるなんて、寂しいというか悲しいというか、むしろ恥ずかしい。こうやって思い出すだけで、自分が喫茶店で一所懸命になってる姿が頭の中に浮かんできて恥ずかしくなる。

なんて思いながらも、やっぱり若い子の前になるとつい張り切っちゃうのは、悲しい雄の性なのか。
ちなみに来週も、一回り以上歳の離れた初対面の女の子と会わなくちゃいけない予定。来週も落ち込んでいるのでしょうか? 結果や如何に……


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写真は、大川(隅田川)の屋形船。今日も夜な夜な、屋形船では若い女の子とオッサンの攻防が繰り広げられてることでしょう。女を口説くのはいいけど、往生際だけはよくしないとね。

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