フリガイ

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2009年7月10日 (金)

いま改めて聴き直して


マイケル・ジャクソンの楽曲を改めて聴き直しているけど、なかなか良い曲が多いと思う。

*  *  *  *  *  *  *

これほど世界の音楽シーンを変えてしまった人は、リアルタイムでは他に知らない。
きっとビートルズが世の中に出てきた時も、同じような感覚が世界的に起きたんだろうと思う。

僕自身、彼の音楽から何らかの影響を受けたというファンではないけども、80年代当時、僕は“歌って踊れるお笑い兄ちゃん”みたいな感じでジョーパブみたいな飲み屋で働いていたので、「Billie Jean」や「Beat It」なんかはPVやライブビデオを見てフリを憶えたりしたことが懐かしい。「スリラー」のお化けダンスが象徴的と思っている人が多いかもしれないけども、当時のディスコなどでは圧倒的に「Billie Jean」などの影響を受けた踊りが流行っていた。

そんなマイケル・ジャクソンだけども、意外なほど音楽そのものの影響力は少なかった気がする。日本でもマイケル・ジャクソンをはじめとしたダンス・ミュージックがすごく流行ったけども、すぐにユーロ・ビートに取って代わられたし、いま、「マイケル・ジャクソンの系譜」といえるミュージシャンって、一体どれくらいいるんだろう? 明確にそうだと思える人は思い当たらない。

それでもやっぱり、当時のマイケル・ジャクソンはすごかった。
いつの間にか『KING of POP』と呼ばれるようになったマイケル・ジャクソンだが、昔はよく「ロックなのか、ポップスなのか?」なんて議論があった。だけども、音楽を最高のエンターテインメントとして巨大産業へと押し上げていったマイケル・ジャクソンの勢いを見ていると、そんな野暮なことはどうでもよかった。

以前少し紹介したTBSのラジオ番組『小島慶子★キラキラ』の中で、ノーナ・リーヴスの西寺郷太の音楽解説コーナーがあるんだけども、ちょうど、番組開始以来3ヵ月の間、ずっとマイケル・ジャクソンについての総括的な解説を続けていた。マイケル・ジャクソンのことを詳しく知りたければすごく分かりやすい解説だ。とくに「マイケル・ジャクソン、小沢一郎、ほぼ同一人物説」は面白かった。公式サイトのバックナンバーから探せば、Podcastで聴くことができる。

そんな中で、僕自身もマイケル・ジャクソンを聴き直していた矢先だった。
いま改めて聴き直すと、良い曲も多い。

*  *  *  *  *  *  *

ということで、マイケル・ジャクソンの40年以上のキャリアの中でもっともピークにあったときの曲「We Are The World」をどうぞ。

この曲も本当に良い曲だと思う。
コメント欄に日本語訳も載せておくので、日本語訳を知りたければコメント欄をどうぞ。

この日本語訳を転載した→こちらの動画←は、日本語によるアーティスト名も標記されていて分かりやすい編集になっているので、もし誰が誰だか分からない人はそちらを……。

2009年7月 8日 (水)

ハッピー万歳野郎から、大馬鹿者たちへ


昨日は、夕方に昨日の記事をザックリと仕上げて、予約機能という奴で一旦アップしておいて、夜、子どもたちの家に行くことになっていたので、予約時間までに子どもたちの家で読み直して修正するつもりでいた。

夜の8時半頃に入谷の交差点を通ると、朝顔市は大勢の人で賑わっていた。ちょうど昨日は、入谷方面から浅草までの一本道である合羽橋本通りが七夕祭りの最中ということもあったので、どちらも楽しもうと人が集まったんだろう。
夜のお祭りは楽しいけれども、何せ人混みが嫌いなので「やっぱり朝早くの方がいいなぁ」と合羽橋本通りや入谷の人集りを横目で見つつ、子どもたちの家へ向かった。

一時間ほどスクーターで走ってむこうに着くと、携帯電話に、珍しい人の名前で着信があったが、ちょうど来月当りにその関係の奴らと集まろうということになっていたので、何かその関係で連絡でもくれたのかと思って折り返し電話をした。しかし、むこうから返ってきた言葉は、後輩の死を知らせるものだった。

*  *  *  *  *  *  *

僕とその後輩は、何せ5歳も離れているんで、それほど親しかったわけではないけども、いろいろと心配をさせられる後輩だった。

10年ほど前だったか、もう少し前だったか、その後輩はかなり精神的に不安定(この言葉が適切かどうか迷うところだが、とりあえずそうしておく)になっていて、医者からのアドバイスを受けている時期だった。
そのことがキッカケになって久しぶりに会って以来、何度か電話をもらったり、会いたいと呼び出されて会ったりして、あまり医者や家族の邪魔にならない程度に、自分なりにケアをしていた後輩だった。

その後もたまに興奮して電話してくることもあったけども、徐々にそういうこともなくなり、それからしばらくしてかなり気持ちが安定してきたらしく、最近は時折手紙で近況を連絡してくる程度の関係だったので、いつの間にか僕の方も、心の片隅で心配するくらいになっていた。

そんな薄情な関係だったのであまり偉そうなことは言えないが、この後輩の訃報に「大馬鹿者め」という言葉しか思い浮かばない。

*  *  *  *  *  *  *

そんなことがあって自分の関係で伝えるべき人にだけ連絡し、子どもたちの家に入ると娘が落ち込んでいた。
どうやら、デザインの課題が上手く出来ずに悩んでいるらしい。
「もうできない。もうやめたい」なんて言葉を繰り返している。

話を聞くと、最近、スランプと言うか伸び悩みと言うか、モチベーションが上がらないらしい。どうも、本格的にデザインの勉強をはじめてみたら、学校にも予備校にも、自分よりも勉強していたりセンスがある奴がたくさんいて、鼻っ柱を折られたみたいだ。偉そうに「私には美術の素質がないんだと思う」だと。

僕に言わせれば、娘はまだ何も学んでいないし、本当の作品らしいものなんて何も創っちゃいないくせに「何が素質だ」と、笑ってしまうというよりも、情けなくて腹が立ってくる。ちょうど、今度の模試の成績次第でTシャツを大量に買ってあげる約束になっていたんで、
「学校や予備校の課題ばかりだとモチベーションが上がらないから、何か自分で好きなデザインでもしてみたら? 例えばTシャツとか、自分でデザインしてみたら、俺が知り合いのTシャツ屋さんで印刷してもらってあげるよ。学校の文化祭とかで友達たちと作品展でもすれば良いじゃん」
と言うと、「課題をこなすのに忙しくて、そんなことしてる暇ないよ」だと。
「おいおい、何ふざけたこと言ってんの!? 携帯ゲームや携帯メールに費やしている時間があるなら、デザインの勉強しやがれ! 時間がないなんて言い訳している奴は、一生何もできやしねぇ半端者だぜ」って感じですよ。
これが受験生じゃなければ怒鳴りつけているところだが、まぁナーバスな受験生を怒鳴りつけるわけにもいかないので、深呼吸して落ち着き、娘に「もう一度、自分がどんなデザインを創りたいか、そこから考え直してやり直してみな。一緒にブレストしてもいいし、一人で考えても良いし、とにかく受験をやめるなら止めないけど、受験を頑張ろうというなら、どんなに辛くても、泣き言言ってないで楽しんで創りな」となだめた。

その後も泣きながらデザインをしていたが、最初に比べれば格段にデザインらしくまとまったところまで創りこんでいたので、まぁ多少は根性が残っているんだろう。

若い頃、すごい素質の奴らが周りにいて「こいつらには一生叶わないかも」と落ち込む気持ちは分からなくない。僕にも、同年代で目標にしていたクリエーターはいたし、たくさんのクリエーターたちから刺激をもらって自分なりにモノを創ってきた。自分の素質の限界を感じて、やる気が著しく落ちるのもよく分かる。

だけど、娘はクリエーターなりアーティストなりになるために、まだスタートラインにも立っていない。スタートラインに立つために準備運動をしている最中だ。これから、まだまだたくさんの素質に溢れた人たちに出会い、刺激を受け、切磋琢磨して成長していくことだろう。結果として、いま望んでいるデザインの仕事に就くのかわからないが、そういう創作活動の中で人生を楽しさを知ってほしいし、人間を磨いてほしいと思う。

*  *  *  *  *  *  *

気持ちがわかると言えば、僕は心が不安定な人の気持ちも分からなくない。数年前、かなりヤバい鬱状態になった。

当時のいろいろな記憶の中で、思い出すと今でも嫌な気持ちになるのは、駅にホームに立った時の感覚だ。
思っている言葉をそのままブツブツと口にしてしまう程の状態だったので、あまり外に出ないで引きこもっていたが、それでもどうしても出かけなくてはならない時もあり仕方なく何度か電車で出かけた。で、駅に立つとどんな駅でも、ホームに入ってくる電車に引き込まれそうになった。死にたいのではなくて、本当に電車と線路に引っぱられような感覚で、ホームに電車が入ってくると柱や手すりに捕まってないと立っていられなくなり、ホームにしゃがみ込んだりしていた。
僕の場合は、まぁ生命力があるというか、何だかんだと死んでたまるかという気持ちが強かったのか「このままじゃ、本当にヤバい」と自覚して、自分なりに立ち直る方法を見つけ出した。

何年か前のCMで「鬱は三ヵ月」というキャッチフレーズがあったが、本当に後もう少し我慢していたら、僕は深刻な病状になっていたと思う。

だから、心が不安定になって死んでしまう人の気持ちが何となく想像できなくはない。もちろん、個々の人たちがどんな悩みを抱えていたのか、どれほど自暴自棄になっていたのか、どれだけ生きるのが辛かったのか、それは絶対に分からないけども……。

まぁ、そんなこんなで、ブログを読み返すことなんてすっかり忘れて、一日が終わった。
朝、入谷への散歩から始まって、色んなことがあった一日だった。
昔なら「不惑」であるべきだと諭される歳になったが、まだまだ不惑の境地には達せそうもない。

*  *  *  *  *  *  *

お〜い!
いま俺の周りで、悩みを抱えている奴!!

自分の素質の限界を感じて落ち込んでるお前、
何をやっても上手くいかなくて泣いてるお前、
大切な人との別れを経験したお前、
いつまでも結婚できないでいるお前、
ど田舎に住んでウジウジしてるお前、
その他、いろいろと悩んでる皆、

人生はハッピーに、明るく考えようぜ。
いつまでもクヨクヨ悩んでいる奴は、みんな大馬鹿者だ!

何? 最近までメソメソしていた俺に言われたくないってか?
馬鹿野郎、俺は何十年振りかで悲しいって感情がわき上がって、その対処に戸惑っていただけで、悩んでいたわけじゃねぇぜ。
お前ら、俺がどんだけ波瀾万丈な人生だったか知ってるだろ?

人生はな、どんな時にもハッピーだ!
自分がハッピーになるために、そして自分の周りの人たちがハッピーになってもらうために、どうすれば良いか考えようぜ。

*  *  *  *  *  *  *

この曲は、細野晴臣がキヨシローの追悼に選んだ曲だ。
シンプルな歌詞のこの曲を100回でも1000回でも聞きやがれ。

2009年7月 7日 (火)

天気が良いので、朝顔も猫も元気たっぷり


今日は久しぶりにゆっくり出来る予定で、このブログの更新やら片付けやら、あるいは貯まっている課題(書類整理や出版の企画書づくり)をするつもりだったのに、午後になってから急にバタバタし出して、結局、あんまりゆっくり出来なかった。

まぁそうは言っても、朝はいつものように4時半頃に起き、今週から朝は少し散歩をしているので、先に散歩してついでに朝ご飯の食材でも買って来ようと思ったら、今日は入谷の朝顔市だ。ということで、カメラを持って散歩がてらに入谷まで行ってきた。

入谷の朝顔市(入谷朝顔まつり)については去年紹介したので、もし詳しく知りたい人は→去年の記事←をどうぞ。

朝顔市だけに朝早くから各露店は始まっているけども、さすがに5時だとお客はまばらで、仕入れのトラックなどが出入りしていたが、客がいない分、ゆっくりと写真が撮れた。
撮った写真は、いつものように「浅草の風」に、今日と明日に分けて投稿しているので、もしよかったらそちらもどうぞ。僕が投稿した写真は入谷朝顔市記事一覧の方が見やすいかも。

*  *  *  *  *  *  *

写真を撮りながら歩いていると、まだ客もいないせいか、いつも以上に売り子さんに声をかけられる。が、なんと財布を持たずに来てしまったので、「すみません。今日は写真だけなんですぅ」と言い訳しながら歩いていた。
で、真源寺の近くのお店で、ちょうど日が射して明るく撮りやすい花があったので撮っていると、またもお店の人に勧められる。で、またも断って写真を撮らせてもらっていたら、売り子のおじさん、あんまり暇で退屈していたみたいで、いろいろと朝顔について教えてくれた。

Cb0907073

入谷の朝顔市で人気あるのは、上の写真の「団十郎」という柄らしい。以前から言っているように草花にはまったく知識がないので知らなかったが、江戸時代から人気のある品種のようだ。もちろん、歌舞伎役者の市川團十郎から来ていて、「おぉ、言われてみれば、市川家の柿色に似ている」と納得。しかも大きな花がつくところからも、代々の市川團十郎という役者が魅せてきたダイナミックな演技と結びついているらしい。以前に書いた記事で紹介した「暫」は、まさに柿色の大きな着物を着て演じるもので、江戸時代のスーパースターである團十郎の十八番の一つだ(そういえば、まだ團十郎の記事は完結していなかったのを思い出した……)。

おじさんの解説によると、上の写真ほど花びら全体が柿色に染まっているのが、良い団十郎だそうで、多くは下の写真のように花びらの外側が白くなってしまうらしい。
でも、僕的には外側が白いのもかわいいなぁと思うけど、そう思うのは素人のアカサタナってことなんだろう。

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せっかくのお薦めだけど財布がなければ仕方ない。「せっかくなんで明日また来ますね」と言うと「こいつは明日にはないよ。今日の午前中には売れちゃうねぇ」とのこと。さらにおじさん曰く「やっぱり朝顔市は朝来ないとね。朝来て、朝顔がどんな風に開くか見ないと、よく分かんないでしょ」だそう。
植物にあまり興味がないとはいえ、なるほどなるほどと勉強をさせてもらい、一通り撮影も終えて帰った。

ところが、考えてみると朝ご飯の食材を買いにもう一度出かけなくてはならなくて、だったら、せっかくなんでおじさんのところで朝顔でも買って行こうかと、今度はスクーターで再び朝顔市へ。
ということで、おじさんのお薦めする鉢を買ってきた。最後に、もう一つおじさん曰く「こんだけ大きな花を上手く育てられたらすごいもんだけど、なかなか上手くいかないんだよなぁ。兄ちゃん、頑張んな」とのこと。正直言ってきっと僕には無理なので、いま老人施設の手伝いをしているので、週末にでもその老人施設に持って行ってあげて、上手に育ててもらおう。下の写真は、スクーターに乗せた鉢。

Cb0907075
*  *  *  *  *  *  *

帰ってから朝ご飯を作って、先ほど書いた老人施設の手伝い仕事が今日入稿なんで、それを仕上げてから朝ご飯を食べて、今日撮ってきた写真やこのところ撮りだめたままの写真などを整理した。
もちろん、「浅草の風」「メイプル・ブログ」や、それからこのブログの記事のための写真整理。

午前中に、「浅草の風」や「メイプル・ブログ」にアップして、いよいよこのブログを書こうかと思ったら、お客さんから電話があって、急ぎの用事を頼まれてしまった。

「浅草の風」や「メイプル・ブログ」は写真だけなんで、写真の整理が終わればすぐにアップできるし、「メイプル・ブログ」にいたっては予約機能で2週間分くらいをいっぺんにアップしているっていうのもあるんで楽なんだけど、このブログは文字中心だからそうも行かない。
文章そのものは、暇な時やフッと思った時に荒原稿を書き溜めているんだけども、実際に記事として仕上げる前に、いろいろ調べ直したり本を読み直したりして、そうこうしているうちに「あれも書きたい、これも載せたい」って長文になっちゃったりしながら、原稿によっては、それなりに時間がかかってる。まぁ今回の記事みたいに他愛もないことを書いている時はまだしも、それでも10分、20分では仕上がらない。

「肝心の自分のブログを更新しないでどうする!」と、自分に突っ込みを入れながらも、昼からフル回転で仕事に邁進。もともと夕方には打ち合わせが入っていたんで、午前中ダラダラしていた分、今日はいつも以上に慌ただしかった気がする。

その間、「浅草の風」の風さんが、朝顔市の帰りに稲荷町まで足を伸ばしてくれたらしく電話をくれたが、ちょうど打ち合わせに行く直前で、残念ながら時間が合わずにお断りしてしまった。さんざんメイプルの宣伝をしているんで、メイプルに寄ってお茶していってくれたらしい。有り難いことです。

*  *  *  *  *  *  *

で、そんなこんなでバタバタしていて気がつくと、いつもはうるさいくらいにまとわりついてくる猫さんたちが、今日は仕事部屋に来ない。そういえば、午前中にベランダで遊んであげてから、ずっと2階にいるみたい。
どうしたんだろう?と2階の様子を見に行くと、珍しく3匹仲良くベッドでゴロ寝。

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もっとも、僕が2階に上がったら起きてしまって、アンさんとドンさんは追っかけっこを始め、ビビさんは仕事部屋で僕の膝に乗ってきてしまった。
珍しく大人しいのも心配だけど、やっぱり騒がしいのはたまらない。

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もうちょっと忙しくてブログの更新もママならないが、「長屋界隈」も「浅草風情」も「活字生活」も更新するネタはたくさんあるんで、暇を見つけて書かなくては……。

そういえば、先日、ブログを読んだ友達から、「ブログの文章が長過ぎ。それと、雰囲気が固過ぎてコメントと書けない」と言われてしまった。う〜ん……。
長文なのは仕方ない。仕事と違って、あまり短くする気がなく、好きなだけ文字を書くためのブログだから。もっとも、これでも半分くらいに絞り込んでいるつもりなんだけど……。
まぁ、長文なのは許してもらうとして、コメントは遠慮せずどんどん残していってくださいな。

ということで、とりあえず今日はここまで。


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